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藍田山房蔵玉百選(H)


Teng淑蘋/年喜文教基金会/1996/26x36/中&英/296P/カラー図版212点

 中国の玉器は、新石器時代〜漢時代にその最盛期を迎えた。当時の玉工は、神や、祖先、大自然の森羅万象などを玉に刻み、また、しばしば王侯貴族の装飾品としても用いられていた。滑らかな玉の肌に刻まれた精緻で優雅な彫刻の紋様は、幾千年を経た現代でも多くの人の心をとらえている。
 本書は、年喜文教基金会の古玉コレクションから、それぞれの時代の傑作ともいえる100点の逸品を選んで収録。編者に台湾故宮博物院のキューレターで、玉の一人者であるTeng淑蘋を迎え、玉器の製作背景やその芸術的価値についての詳細な考察を行っている。
 玉器のみならず、中国芸術に興味のある方には、欠かせない1冊。

NT$5,000