SR00912

室町將軍家的至寶之探索(P)

室町将軍家の至宝を探る
Exploring the great treasures of the Muromachi shoguns

特展圖錄/德川美術館/2008/22.5x29.5/日/294P/彩色圖版177幅

 室町時代、足利将軍家は京の都に培われた王朝文化を継承するとともに、積極的に中国の美術品を収集して「唐物」に彩られた新たな文化を先導しました。その収集は、中国当地の審美眼の受け売りでなく、また当時中国と交渉のあった禅宗の価値観とも一線を画し、独自の美意識に基づくものでした。そこで選ばれ、価値付けられた品々は、後世までも高く評価され、以後の日本における中国美術鑑賞の「眼」を形づくりました。近年、それら美術品の扱いや価値付けを専門として仕えた同朋と呼ばれる人々の活動が具体的に明らかになってきました。将軍家が所有した名品と同朋の仕事を伝える作品を中心に「和」における「漢」の美術の受容史を振り返ります。

NT$ 1,700